海外赴任や海外帯同、留学などで新生活を始める際、最初に必要になるものの一つが携帯電話です。
現地のSIMカードや携帯電話を契約すると、インターネットの利用だけでなく、銀行口座の開設や配車アプリ、フードデリバリーなど、日常生活に必要なさまざまなサービスを利用しやすくなります。
一方で、
- 日本のスマートフォンはそのまま使える?
- SIMカードとeSIMはどちらがいい?
- 契約には何が必要?
- 国によって契約方法は違う?
など、不安を感じる方も少なくありません。
この記事では、海外で携帯電話・SIMを契約する流れや必要書類、契約前に確認したいポイントをわかりやすく解説します。
海外で携帯電話を利用する3つの方法
海外でスマートフォンを利用する方法は、大きく分けて次の3つです。
| 方法 | おすすめの人 | 特徴 |
|---|---|---|
| 現地SIMカード | 数週間〜数か月以上滞在する人 | 料金が比較的安く、最も一般的 |
| eSIM | eSIM対応スマートフォンを利用している人 | SIMカード不要で簡単に設定できる |
| 現地キャリアとの契約 | 長期滞在・海外赴任・帯同 | 月額料金が安く、データ容量も多い |
海外赴任や帯同で半年以上滞在する場合は、現地キャリアとの契約を選ぶ家庭が多く見られます。
契約前に確認しておきたいこと
携帯電話会社へ行く前に、次の点を確認しておくと手続きがスムーズです。
スマートフォンが利用できるか確認する
現在使用しているスマートフォンが海外でも利用できるか確認しましょう。
チェックするポイント
- SIMフリー端末である
- eSIM対応端末である
- 現地の通信周波数(バンド)に対応している
- OSが最新の状態になっている
現在販売されている多くのSIMフリー端末は海外でも利用できますが、念のため確認しておくと安心です。
日本の電話番号をどうするか決める
海外へ渡航しても、日本の電話番号が必要になる場面があります。
例えば、
- 銀行のSMS認証
- クレジットカードの本人確認
- ネット証券のログイン認証
- 日本の各種サービス
などです。
渡航期間や利用頻度に応じて、解約・休止・維持のいずれが適しているか検討しましょう。
海外で携帯電話・SIMを契約する流れ
STEP1 通信会社を選ぶ
まずは契約する通信会社を選びます。
比較したいポイントは次のとおりです。
- 通信エリア
- 通信速度
- 月額料金
- データ容量
- 5G対応
- 家族割引
- 契約期間
- 解約金
職場や学校、自宅周辺で利用者が多い通信会社を選ぶと、通信品質で困ることが少なくなります。
STEP2 料金プランを選ぶ
通信会社を決めたら、自分に合った料金プランを選びます。
プリペイドSIM
短期滞在向けのプランです。
- 契約不要
- チャージ式
- 解約手続き不要
旅行や短期出張にも向いています。
ポストペイド(月額契約)
海外赴任や帯同では最も利用されるプランです。
- 月額料金制
- データ容量が多い
- 家族プランが利用できることもある
eSIM
スマートフォンにSIMカードを挿入せず、QRコードなどで設定します。
- SIMカード不要
- 日本出発前に準備できる場合もある
- 対応端末が必要
STEP3 必要書類を準備する
契約には本人確認書類が必要です。
一般的には次の書類を求められます。
| 必要書類 | 用途 |
|---|---|
| パスポート | 本人確認 |
| ビザ | 滞在資格の確認 |
| 現地住所 | 契約住所 |
| クレジットカード | 支払い方法 |
| 現地銀行口座 | 口座振替の場合 |
| 在留カード・外国人登録証 | 国によって必要 |
必要書類は国によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
STEP4 店舗で契約する
店舗では次のような流れで手続きを行います。
- 本人確認
- 料金プランの選択
- SIMカード発行
- 支払い方法登録
- 開通手続き
手続き時間は30〜60分程度が目安です。
混雑時はさらに時間がかかる場合があります。
STEP5 通信できるか確認する
契約後は必ず通信テストを行いましょう。
確認したい項目
- 電話の発着信
- SMS
- モバイル通信
- インターネット接続
- テザリング
店舗で確認しておくと安心です。
国によって契約方法は異なる
契約方法や必要書類は国によって異なります。
インド
外国人は本人確認(KYC)が厳しく行われます。
パスポートやビザに加え、滞在先住所の証明書類が必要になる場合があります。
シンガポール
外国人登録番号(FIN)が必要となることがあります。
アメリカ
ポストペイド契約では社会保障番号(SSN)が必要な場合があります。
短期滞在であれば、プリペイドSIMを利用しやすいケースもあります。
ヨーロッパ
国によって異なりますが、パスポートのみで契約できる場合もあります。
契約時の注意点
契約期間を確認する
12か月や24か月契約となる国もあります。
帰国予定が決まっている場合は、途中解約時の違約金も確認しておきましょう。
デポジットが必要な場合がある
外国人契約では保証金(デポジット)が必要になることがあります。
帰国後に返金されるケースもあります。
通信エリアを確認する
都市部では問題なく利用できても、郊外では通信状況が異なる場合があります。
住居や勤務先周辺の通信品質も確認すると安心です。
家族プランを活用する
帯同家族がいる場合は、
- 家族割引
- データシェア
- ファミリープラン
などを利用すると通信費を抑えられることがあります。
日本出発前に準備しておくと安心なこと
渡航前に次の準備をしておくと、現地でスムーズに利用できます。
- スマートフォンをSIMフリー化する
- データをバックアップする
- eSIM対応か確認する
- 二段階認証の設定を確認する
- 必要なアプリをインストールしておく
よくある質問
日本のスマートフォンは海外でも使えますか?
SIMフリー端末で、現地の通信方式や周波数に対応していれば利用できる場合がほとんどです。
eSIMとSIMカードはどちらがおすすめですか?
eSIM対応端末ならSIMカードの交換が不要で便利です。一方、国によっては物理SIMのほうが料金プランが充実している場合もあります。
日本の電話番号は解約したほうがいいですか?
銀行やクレジットカードなどでSMS認証を利用している場合は、番号を維持したほうが便利なケースがあります。
まとめ
海外で携帯電話・SIMを契約する際は、まずスマートフォンが現地で利用できるか確認し、自分に合った通信会社や料金プランを選ぶことが大切です。
また、契約期間や必要書類、通信エリアは国によって異なるため、事前に確認しておくことで現地での手続きをスムーズに進められます。
渡航前に必要な準備を済ませ、安心して新生活をスタートしましょう。
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