海外生活が長くなると、
- 日本語の語彙が減った
- 漢字が書けなくなった
- 日本語で長い文章が読めない
- 日本語で自分の考えを説明できない
といった悩みを感じるご家庭は少なくありません。
一方で、日本語を維持する方法は家庭によってさまざまです。
大切なのは「完璧を目指すこと」ではなく、子どもの年齢や環境に合わせて日本語に触れる機会を継続することです。
この記事では、海外で暮らす子どもの日本語維持のために取り組みやすい方法をご紹介します。
なぜ日本語の維持が難しいの?
子どもは生活の中で使う言語を自然と身につけます。
現地校やインターナショナルスクールに通う場合、
- 授業
- 友人との会話
- 宿題
- 習い事
の多くが現地語や英語になります。
そのため、日本語を意識的に使う機会を作らなければ、日本語力は少しずつ低下していくことがあります。
特に影響を受けやすいのは、
- 読解力
- 漢字力
- 作文力
といわれています。
家庭で日本語を使う時間をつくる
最も身近な方法は、家庭内で日本語を使うことです。
- 食事中の会話
- その日の出来事を話す
- 日本のニュースについて話す
など、特別な教材がなくても日本語を使う機会は作れます。
「日本語で考えを伝える習慣」を続けることが大切です。
日本語の本を読む
読書は語彙力や読解力の維持に効果的です。
年齢に応じて、
- 絵本
- 児童書
- 小説
- 学習まんが
などを活用しましょう。
無理に難しい本を読ませるよりも、子どもが興味を持てる内容を選ぶことが継続のポイントです。
日本の教材を活用する
海外からでも利用できる通信教育や教材があります。
例えば、
- Z会
- ピグマキッズくらぶ
- 進学くらぶ
- すらら
などがあります。
帰国後の学習や受験を見据えている場合は、日本の学習進度を確認しながら取り組める教材を選ぶと安心です。
オンライン学習を活用する
近年は海外から受講できるオンライン学習も充実しています。
例えば、
- ena国際部
- 進学くらぶ
- SAPIX International Tokyo
- オンライン家庭教師
などがあります。
日本語で学ぶ機会を定期的に確保することで、学習習慣の維持にもつながります。
日本語の本を定期的に届けてもらう
海外では日本語の本が手に入りにくい地域もあります。
そのような場合は、日本語図書の配本サービスを利用する方法があります。
代表的なサービスとして、JOES(海外子女教育振興財団) の配本サービスがあります。
継続的に日本語の本へ触れる機会を作ることができます。
日本への一時帰国を活用する
一時帰国は日本語に集中的に触れられる貴重な機会です。
- 図書館へ行く
- 日本の友達と遊ぶ
- 学校見学に参加する
- 日本語の本をまとめて購入する
など、日本語を実際に使う経験は大きな刺激になります。
日本語力よりも「日本語が好き」を大切に
日本語維持というと、
- 漢字
- 読書量
- 学習時間
に目が向きがちです。
しかし、長く続けるためには「日本語が好き」「日本の本を読みたい」「日本の友達と話したい」という気持ちも大切です。
アニメや漫画、好きな本などを通して、日本語に楽しく触れられる環境を作ることも日本語維持につながります。
まとめ
海外生活では、意識して日本語に触れる機会を作らなければ、日本語力を維持することは簡単ではありません。
しかし、
- 家庭で日本語を使う
- 日本語の本を読む
- 通信教育やオンライン学習を活用する
- 配本サービスを利用する
- 一時帰国を活用する
といった方法を組み合わせることで、日本語力を維持しやすくなります。
大切なのは完璧を目指すことではなく、子どもに合った形で日本語とのつながりを続けることです。
